マニエラの哲学

多趣味人間「忍野」がその思想を語り尽くします。ネタとマジメは紙一重。

ホワイトアルバム2をプレイしていく(coda 両ノーマルエンド編)

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kanzaki773.hatenablog.com

 

ご無沙汰しています。忍野です。

 

WA2の記事は久しぶりになってしまいましたが、今回は最終章の雪菜ルートとかずさルートのノーマルエンドをプレイしましたので、その感想を書いていきたいと思います。

 

最終章の内容になりますので、ネタバレ全開になってしまいます。

本作未プレイの方でネタバレが嫌な方はこの段階でお引き取りいただけると幸いです。

 

 

まず総評ですが、どちらもメチャクチャ歯切れが悪かったです。

雪菜ルートノーマルから先にプレイしたのですが、プレイ後にとてもモヤモヤしたので

「これはかずさルートで何とか救われるか?」

と考え、かずさルートノーマルを次にプレイしました。

 

まあ、全然そんなことはなかったです。

 

雪菜ルート

まずは雪菜ルートです。

フランスで春希に与えられた任務は、冬馬かずさの取材でした。

雪降る夜に春希を呼び止めたかずさは裸足で、

「靴は壊れたから捨ててきた」

という旨の内容を話します。

まぁこれはおそらく嘘ですね。途中で春希を見かけたその時から走って追いかけたのでしょう。

裸足のかずさを心配した春希は、かずさが泊まっているというホテルで足の手当てをします。

それが理由で、本来雪菜と見に行く予定だったミサに参加できなくなってしまうのでした。

次の日の取材で、曜子からかずさの日本公演の可能性を示唆され、またかずさは出演の意思を見せます。

そして春希が帰国してから数日後、冬馬親子が帰国します。そんな中、日本に着いたかずさはマスコミから逃げる過程で財布を落としてしまいます。行く宛のないかずさはなんとか公衆電話から春希と連絡をとり、その日は春希の家に泊まることになります。

次の日に春希の家にいることを聞きつけた曜子がかずさを迎えに来るのですが、その際の曜子の計らいで、かずさは春希の隣室にて生活することになります。

春希はかずさ取材を第一目的、かずさの家事担当を第二の目的として生活していきます。

 

ただ本ルートではかずさと肉体関係になることはありません。

かずさと過ごしていくうちに、春希は封印していた「かずさへの思い」を見て見ぬふりができなくなっていきます。

 

そこで春希は雪菜を求めるんですよね。

かずさの日本でのコンサート当日、雪菜は大阪への出張の予定と重なってしまいコンサートを見に行くことができなくなってしまいます。

そこで雪菜は春希に、かずさへの思いを思い出してほしくないため

「一人で見に行ってほしくない」

と告げるのですが、春希はすでにかずさと生活しているので「かずさへの思い」はとうに思い出しているんですよね。

 

春希はかずさに、

「コンサート絶対に見に来いよ」

と言われます。

 

しかし春希は雪菜への罪悪感から、コンサートを見に行かずに雪菜のいる大阪へ行きます。そして雪菜と一緒にいたい旨を告げます。

 

そしてその夜、春希は雪菜にプロポーズをします。

 

東京では春希が見に来なかったためにかずさはコンサートに身が入らず、かずさは自暴自棄になってしまいます。

 

春希はそんなかずさを探しだし、かずさを説得します。

春希にはかずさについていくことはできないと、納得してもらいます。

 

そして最終的に雪菜と結婚することが暗示され、春希は

『しかしかずさへの思いを一生忘れられないまま生きていくのだろう』

という内容の台詞とともに本ルートは終了します。

 

 

個人的には、プロポーズ前なんだからコンサート見に行ってやれよとは思いますね。

ただ彼らはそんな簡単に言葉でまとめられるような関係ではないようです。

 

リアルタイムな感想としては、雪菜とのHシーンで何故か無性に腹が立ってしまいました。何も考えずにクリック連打していました。

またかずさと音楽室でキスしそうになった時に雪菜から電話がかかってきたときは台パンしそうになりました。

 

本ルートはあまり言うことがありません。私の中ではic、ccのどのルートよりも面白くなかったです。驚きの展開などもありませんでした。悪い意味でプレイしなかった方が良かったかもしれません。

 

私はccから少し時間が空いてのプレイだったのでこのような感情になってしまうのかもしれませんが、ccの雪菜ルートを走り切った後だと雪菜を最優先に行動する春希の気持ちにももっと共感できたと思います。

ただ冬馬かずさの出現は春希にとってとても大きいことであり、本来彼女であるから何を置いても最優先すべき雪菜よりもかずさに興味が湧いてしまうのは仕方がないことだとも感じます。

 

本ルートでは春希の責任感の強さがすべて悪い方向に働いていました。

 

かずさルート

さて、かずさルートです。

かずさルートでは雪菜ルートの最後に探しだしたかずさとキスすることで入ります。

最初に言っておきますが、本ルートではかずさと結ばれることはありません。

冬馬かずさ



その後かずさと体を重ねるようになった春希は、千晶ルートを彷彿とさせるかのような、かずさなしでは生きていけない状態になります。

そしてかずさと一緒に5年前に行った温泉旅館に旅行に行くことになります。

それはかずさの日本での追加公演の1週間前のことでした。

 

旅行中、春希とかずさは結婚を誓います。

 

旅行の最後、かずさは

「お前と一緒にいることはできないけどな」

という意味深なセリフを残し、シーンが変わります。

 

かずさの追加公演に、春希は最前列で出席していました。

そしてその隣の空席には、雪菜が座ることになるのでした。

 

「断罪が、始まる…」

 

ここからコンサートと同時進行で、春希とかずさの旅行の最後のシーンが回想されます。

かずさは自分一人のために春希が何もかも捨てることを許せず、春希とは一緒になれないということでした。

 

そしてコンサートの合間に、春希は雪菜に今までかずさと生活していたこと、何度もセックスしたことを打ち明けます。

 

最後の曲が終わり、歓声の中、かずさは最前列にだけ目を向けませんでした。

そして雪菜はいつの間にか離席していました。

 

それから1年がたち、完全に一人になってしまった春希は雪菜がボーカルを務めるバンドのライブを見に行きます。アンコールが始まる前にライブハウスを出た春希でしたが、雪菜が追いかけてきて、春希のことを許している旨を伝えます。

 

 

リアルタイムな感想ですが、旅行帰りの列車の中でかずさが言った

「あたしの、世界で一番大切な宝物は…あたしが持つと壊してしまうんだ」

という台詞を聞いて、

「うわああああああああああ」

と感極まってしまいました。

このような表現はたまに他の作品でも見かけることがあるのですが、ここまでこの表現がしっくりくる作品は恐らくホワイトアルバム2だけだと思います。

 

また、コンサートの最後の曲はワンチャン「届かない恋」なのではないか、と思っていたのですが流石に一流のピアニストのコンサートというだけあり、それはなかったですね。

ここでかずさが「届かない恋」を弾いていたら本ルートのストーリーとあまりにもマッチしており、号泣していたかもしれませんが。

 

また、一つの可能性として自分が少し予想していたのは、かずさが春希の子を妊娠しているのではないか、ということです。

途中で「花を咲かせるだけでなく芽を出したい」のようなセリフがあったと思うのですが、これらはその暗示なのでは?と思っていました。

最後まで答えは与えられなかったのですが、決して雪菜と結婚したというような様子でもなかったので、もしかしたらあるのかもしれませんね。

 

なんかこのままだとかずさと結ばれるルートがなさそうな気もして来ましたね。

雪菜トゥルーを最後にしようと思っていましたが、急遽変更ということで、かずさトゥルーを最後にプレイしたいと思います。賛否両論あるかとは思いますが、まぁ今まで「雪菜→かずさ」の順番で来たので妥当といえるでしょう。

 

もしかしたら私はかずさ派なのでしょうか。

考えたこともなかったのですが、自分の経験上、雪菜のような相手の事ばかり心配しているタイプの人は苦手なんですよね。何というか人間味が無くて、気に入らないです。笑

ただこのまま全て自分が悪いと思い込んでしまう雪菜は、いつか壊れてしまいそうで心配です。一気に爆発する瞬間が来そうですね…

 

雪菜トゥルーは近日中にプレイします。

流石に雪菜トゥルーとかずさトゥルーで記事は分けると思います。

 

それではまた。